■スタンダードナンバーを今までにない斬新な感覚で

― １stアルバム「summer me」の魅力を一言づつお願いします。

臼井　基本的には私の好きなスタンダードナンバーが中心です。自分らしさを入れたいという思いもあって、サザン・ロックのThe Allman brothers bandの楽曲もアレンジしてもらいました。フィリップさんの美しいオリジナル曲も収録しています。

フィリップ　臼井さんの声が持つ特別な音色とトリオの独特な演奏との融合を楽しんでほしいですね。

ラリー　いろんなスタイルと幅のある音楽がミックスされて、演奏するのが面白かったです。

荒玉　フィリップさんのアレンジが臼井さんのヴォーカルのいい所を引き出して、バックトリオでそれを支えて、いい作品ができました。スタンダードな曲も、今までになかったような繊細なアレンジによって、聞いたことがないような新鮮な雰囲気に仕上がっているのが特徴的ですね。ジャズファンはもちろんのこと、ジャズをあまり知らない人でも楽しんで頂けると思います。

2012年6月号「シティ情報Fukuoka」掲載記事より抜粋